御世話になっております。
LEVEL4桑原です。
さて、前回のブログで無駄に先延ばしにしたピストンについてですね。
E/G内部が本当に酷い状態でしたから、当然ピストンも酷い状態。
画像は清掃後の物です。
清掃前は、
このような状態。
まぁ予想通りの状態です。
ピストンには溝が切られていてそこに3枚の薄いリングが入っています。
ピストンリングと言われる物で、このリングによってピストンとシリンダーのほんの僅かな隙間を埋めて、燃料を圧縮しています。
また、画像では少し解りにくいんですが、下から1,2枚目のリングはオイルが燃焼室に入り込むのを防ぐ役割があります。
このピストンリングは、エンジンが掛かっている間は常に動いていますから、当然摩耗します。
摩耗し減ってくれば、オイルを防ぐ性能は落ちますし、圧縮も上手く出来なくなってきます。
リングを外し清掃した状態です。
綺麗になると溝も見やすいですね!
この溝にもオイルやカーボンのカスがこびりついていました。
酷くなってくるとリングの性能にも関わってきますから、傷を付けない様に集中しながら清掃です。
ピストンにはコンロッドと言う棒でクランクシャフトと連結しています。
このコンロッド取り付け部も綺麗に清掃しました。
コンロッドやピストンには小さな穴や溝が切られていて、それらはオイルの通り道となっています。
オイル管理を怠っているとそう言った通り道に少しずつ、少しずつカスが溜まって行きやがて完全に詰まってしまいます。
半年、1年そこらで詰まる事は考えにくいですが、最悪でも前にオイル交換したのがいつだったか思い出せるくらいの頻度では交換をして下さい。(個人差はありますが)
理想は、
2,3カ月に1回のオイル交換
オイル交換2回に1回はエレメント交換
でしょうか。
いつ交換したか思い出せますか?
思い出せないようであれば、すぐに交換を!
それではまた。