お世話になっております。
LEVEL4桑原です。
自分で言うのもなんですが珍しく2日連続での更新です!!
まぁ最近だいぶ滞っていましたから、書ける時に書いておかないとと思いまして!!汗
まぁ本日は作業内容とは少し違うのですが…。
ブレーキについてです!!
と言うのも、ここ最近ブレーキの整備が多いなぁと思いまして。
また、事故の話なんかもちらほらと…。
そんな訳でブレーキについて今一度触れておこうと思った訳です。
簡単にブレーキの構造を説明しますと、走行中のタイヤ・ホイールと一緒にディスク・ロータと言う皿みたいな円盤みたいな物が回転しており、ブレーキを踏むと回転しているロータをブレーキ・パットでギュッと挟み原則するのがディスクブレーキ。(画像)
現在の車はほぼこちらが主流です。
ドラム・ブレーキと言うのはロータではなくブレーキ・ドラムと言う鍋みたいな物が回転しており、鍋の内側にブレーキ・シューという物が収まっています。
ブレーキを踏むとこのシューが外側に押し広がり回転しているドラムに押しつけられる事で原則します。
構造もディスクに比べ少し複雑ですし、現在は主流でもありませんので今回はディスク・ブレーキについて。
いきなりですがこちらがロータ。
走行中常に回転しており、ブレーキを踏むとこれを挟みこんで原則します。
その際摩擦により高温になりますから、長く乗っていると劣化がドンドン進んでいきます!!
また、パットの当たりが悪くなってきたりすると平らな面が凸凹になってきたりします。
研磨が可能であれば綺麗な平らに戻せますが、画像のように厚みがだいぶ薄くなった物や、ロータ事態に歪みが出てしまった物は研磨が出来ません!!
右が新品。
比べるとだいぶ薄いのが解ります。
ロータが薄い状態(研磨不可能なレベル)で乗っていると、ロータは熱と負荷によって歪んでいきますし、割れてしまう恐れもあります!!
そんなロータを挟むブレーキ・パット。
こちらは皆さんも割と気にされる部分じゃないでしょうか?
こちらはロータよりも減りが早いですから、定期的に点検と交換をして下さい。
点検をせずに乗っていると、パットが完全に減ってしまいます。
すると、金属のロータを金属で挟む事になり、
ブレーキは効かない…
ロータはガチャガチャになる…
と言った2次、3次的な故障に繋がりますし、何より本当に危険です!!
一度取り外したパットは再利用できる場合は再利用しますが、LEVEL4ではその際軽~く角を削っています。
こうする事で当たりが良くなったり、異音の発生を防止出来ます。
こちらはそのパットを押しだすキャリパーのピストン部。
ピストンの周りにはゴムのブーツがあり、こちら良く破れて駄目になります。
また、異物によるピストンの破損なんかも点検します。
キャリパーはこのようなボルトで固定されています。
車種に取って形状は様々ですが重要なのはピンク・黄色の部分。
はロックタイト(緩み止め)の跡。
百数十Kmで走る数トンの車を減速させるブレーキには凄まじい負荷が掛かります。
いくら力強く締めても度々そんな負荷が掛かってはボルトは緩んでしまう「かも」しれません。
ですから新車の状態からブレーキのボルトにはロックタイトが使われています。
こちらは取り外したら毎回入れてやらないと意味がありません!!
そうやって各部をしっかり点検・整備する事で車はしっかりと安全減速が可能なんです!!
今回はディスクブレーキについてでしたが、機会があればドラムブレーキについても触れたいなぁと思っておりますので。
それではまた!!